たまに自転車で通る森の道。何もない森の中に、薄紫色の花が広がっている所を発見!遠目で見るとまるでラベンダー畑が広がっているように見えます!気になりつつもいつもは通り過ぎるだけでしたが、ちょっと足を止めて荒野を散策してみました。
オランダのHeide(ハイデ)
この紫色の花は日本では「エリカ」と言うそうです。エリカはツツジ科の植物属のひとつで、アフリカやヨーロッパに分布する常緑性の樹木のようです。
Heide(ハイデ)とは
ヨーロッパではこのヒースは荒野に多く咲くので、イギリスでは荒野を意味する「Heath(ヒース)」、ドイツでは「Heide(ハイデ)」と呼ばれています。
Heath(ヒース)は本来はイギリス北部やアイルランドの農耕に不向きな荒地や、そこに咲く草花を意味しています。
つまりはこの花もハイデであり、この花が咲いている一帯もハイデと呼ばれる事になるわけです。
小ぶりな花が可愛い。葉は尖った形をしています。樹高も意外と高くて腰や胸の位置までありました(だいたい50cm〜1mぐらい)。小さなお花ですが、間近で密集して咲いているのを華やかな印象!
Heide(ハイデ)の花言葉
花言葉は「孤独」「寂しさ」
少し寂しさ漂う花言葉ですが由来は英名のHeath(ヒース)からきています。農耕に不向きな荒地は誰も近寄らず、孤独で寂しいイメージがあります。
綺麗な花が咲きほこっているけれど、実はここは不毛地帯。
花言葉を知ると、森の中の咲くハイデにどことなく寂しさを感じます。
誰もいない・・・孤独。
花が咲き終わると更に荒地と化して、孤独感が増しそうな所。まさに1人きりになりたい時にはぴったりの場所!
ひっそりとした荒野ですが、ウォーキングやサイクリングロードの通り道なので、花が咲いているこの時期は天気が良いと足を止めてハイデを間近で鑑賞している人もチラホラ見かけます。
エリカには700種類以上の種があり、花の形や花の色も様々のようです。開花時期も種類によって異なるようですが、この辺りは7、8月が綺麗に咲いていました。
乾いた荒地に生息するエリカ、ヒース、ハイデ。
オランダで1人になりたい時は哀愁漂う雰囲気を求めて、ハイデまでサイクリングするのも良いかもしれません。
<追記>
10月下旬ごろのハイデ。
孤独感が増し、哀愁漂っています。
少し雪化粧した冬場のハイデ。
やっぱり花が咲いている時期に訪れるのが1番です。
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