Tong Tong Fair(トントン・フェアー)

オランダのデン・ハーグで毎年行われるお祭り「Tong Tong Fair(トントン・フェアー)」に行ってきました。毎年5月下旬から約10日ほど開催されます。

Tong Tong Fair(トントン・フェアー)

「Tong Tong Fair(トントン・フェアー)」は世界最大のユーラシアの祭典で1959年に「Pasar Malam Tong Tong(パサル・マラム)」としてインドネシア系オランダ人が、インドネシアの文化を広めようとスタートしました。

2009年に現在の「トントン・フェアー」に名称が変更し、2017年は59回目を迎えました。

行ってみてびっくり!野外イベントかと想像していたら、こんなに大きな大型テント内で開催されていました。

『A visit to Asia & the Pacific without the jetlag!』←はホームページの案内文ですが、まさにこのテントの中では、ヨーロッパからは遠い東南アジアの雰囲気を、長時間のフライトの時差ぼけもなく身近に体験できる最高の催し物が勢揃いしていました。

 テント内に広がるインドネシアの世界

会場に入ると、まさにそこはインドネシアでした。

テント内ではマーケットやフードの屋台が所狭しと並んでおり、インドネシアを中心にタイ、マレーシア、シンガポールと言ったアジアの文化とアートが大集結しています。

Spekkoekも色んなテイストがありました!各ショップで試食も可能でした!

サンバルもずらり〜

美味しい食品の他にも雑貨、アクセサリー、衣類などの物品もたくさん!本屋、マッサージ、見本市、展示会のコーナーもあり、色々見ながらテント内を周るだけでも楽しめます。

唯一見かけた日本。

ステージでは、歌やダンスの発表もあります。

テント内には数カ所ステージがあり、そこでもインドネシアに関する展示、トークショーやワークショップが行われています。

日替わりで毎日、様々なプログラムで催しが行われているようで、私が行った時は、メインステージではジャズ演奏と別時間にポリネシアンダンスの発表を見ました。ダンサーの腰の動きがとても絶妙で見とれてしまいました!

また他のイベントエリアでは、ヘルシーで簡単な日本の豆腐とソイソースを使った料理のデモンストレーションも行われていました。そこでは日本の豆腐が最高のヘルシーフードと語られていました!

インドネシア料理を堪能

このイベントで一番に楽しみにしていたのは、インドネシア料理!!

テント内の奥にはフードコートがあり、アジア料理の屋台(インドネシアが中心)が並んでいます。

インドネシアのワルンの雰囲気がそのまんま!!自然と数年前にバリ島を旅行した時のことが思い出され、とーっても懐かしかったです。

屋台で働いている人もインドネシア人で、どんな屋台があるのかなぁ〜と見ていると、すかさずお店の人から「Lekkere eten!」と声をかけられます。ここでもバリ島も歩いていた時に、「タクシー」「マッサージ」ってひたすら声をかけられたのを思い出して、ひとりで懐かし〜ってなってました。

普段からインドネシア料理は馴染みがありますが、こうやってお店のテーブルで食べるとまるでインドネシアの気分。

Nasi Goreng Bogor {Nasi goreng(ナシゴレン)、Gado gado(ガドガド)、Sate kip(サテ)、Keropok(クロポック)}

Es shanghai(エス・シャンハイ)という、フルーツ入りのドリンク。ドリンクというかかき氷?飲んでみるとコンデンスミルクで甘い。

屋台の近くではIndorock cafeというコーナーがあり、そこではバンド演奏が行われておりました。

ちなみにオランダで、オランダ人とインドネシア人のハーフの人のことを「Indo(インド)」と言うそうです。インド人ではないですよ〜

うちのパートナーも母親はオランダ人ですが、父親がインドネシア出身なのでIndoです!

日本でもない、オランダでもない、アジアの雰囲気はとても刺激的でした。

この日はとても天気も良かったので、テントの外に出て芝生の上で座ってくつろいでいる人もいました。インドネシア語で「Pelan Pelan(プランプラン)」という言葉がありますが、意味は「ゆっくり。ゆっくり。」まさにプランプランな1日でした。

トントン・フェアーで買ったお持ち帰りスイーツ

こういうイベントに行くと、ついつい買ってしまうのがお持ち帰りスイーツ。見たことがないようなお菓子が並んでいたので、どんなものか分からないけれど、試しに買ってみました〜!

写真上部)Klepon(クルポン)緑色の団子状のお菓子。ココナッツフレークが振りかかっています。緑色の団子の中には黒糖シロップが入っています。

クルポンは柔らかいお餅みたいな食感をイメージしていたら、噛んだら硬い!!

最初に口にしたクルポンは一体何なのか謎のまま食べ終えましたが、2つ目のクルポンは、一気に丸ごと口の中に放り込んでみました!すると噛んだ瞬間に中からシロップがブチュっと飛び出して、何とも面白い食感でした!

クルポンを食べる際は中途半端に切らずに、一気に口に食べてこの食感を楽しんでみて下さい!

左下)Kue lapis(クエ・ラピス)日本のういろうのようなお菓子

右下)オランダでインドネシアのお菓子として人気の「Spekkoek」

クエラピスは目を引くほどの綺麗なピンク色。お菓子コーナーに並んでいるからインドネシアのスイーツだと思うけれど、一体どんな味か想像もつきませんが、だからこそと試しに買ってみることに・・・他にも蛍光グリーン色がありました。

手触りはゼリーみたいにプルプルしており、食べたらウイロウにそっくりなもちもちとした味と食感で美味しかったです。

見た目と食べた時の味や食感が違う、なんてアジアの食べ物にはよくある事ですが、食べ物の冒険もハラハラさせられます。

年に一度の祭典「トントン・フェアー」オランダに居ながら、インドネシアの雰囲気を感じられるとても活気溢れるイベントでした。

コメント

error:Content is protected !!