新しくなったMondoriaanhuis(モンドリアンハウス)

オランダ出身の画家Piet Mondoriaan(ピエト・モンドリアン)が生まれて8歳まで過ごした家が、オランダのAmersfoort(アメルスフォールト)に現在の「Mondoriaanhuis/モンドリアンハウス」として再建されています。

モンドリアンが誰か知らなくとも、モンドリアンの作品は誰もが一度はどこかで見た事があるはず!

 

去年からしばらく閉館してたモンドリアンハウスですが、2017年の3月にリニューアルオープンしました。

早速、新しくなったモンドリアンハウスに行ってきました!

新しくなったモンドリアンハウス

モンドリアンハウスは1階にモンドリアンの生涯を紹介した部屋、パリのアトリエの再現展示があります。

1872年にアメルスフォールトで生まれたモンドリアンは、叔父の影響もあり、小さい頃から絵に親しんでいました。

初期は写実的な風景画を描いていたようです。

また別の部屋では、モンドリアンの初期の作品から時系列でモンドリアンデザインの変化を見ることができます。

アムステルダム国立美術アカデミーで絵を勉強していた頃。

 

パリに移住してからはキュビスムに興味をもち,線と面による独特の抽象的作風を確立します。

 

第二次世界大戦中に、ニューヨークへ移住。1944年、肺炎のため享年71歳で死去。

 

パリのアトリエの再現展示

リニューアルと言っても全てが新しくなったわけではなく、1階部分の展示内容は改装前と同じでした。

以前は吹き抜けになった中2階と3階で、現代の作家のモダンアートが展示されていましたが、その部分がモンドリアン一色になり新しくなっていました。

ビデオ・インスタレーション

オーディオビジュアル技術を使用した、部屋全体に広がる5分間のビデオイメージ。初期のモンドリアンの現実的な風景画の作品から、抽象的なデザインの変化が音楽に合わせて変化していきます。モンドリアンのデザインに染まり、モンドリアンの世界観に浸ることができます!

最上階にはモンドリアンデザインのアイテムがずらり。

 

このトイレカバーはお洒落だな〜

 

どこもかしこもモンドリアン・デザインが施されています。

 

モンドリアンからダッチデザインへ

やたらと町中で見かけるモンドリアンのデザイン。

こんな所にも大きな椅子が!

2月に日本に戻る前は何もなかったのに、ちょうど一時帰国から戻ってきてから街のあちこちモンドリアンデザインを見かけるようになりました。最初は3月のモンドリアンハウスのリニューアルオープンを街をあげてのお祝いかなぁ〜と思っていました。

調べてみると・・・2017年は19世紀にオランダで生まれた「De Stijl(デ スタイル)」という芸術運動がちょうど100周年を迎える記念の年のようです。

また「デ・スタイル」とは、1917年にオランダで創刊された芸術雑誌の名前であり、またこの雑誌の寄稿者を中心とした画家・建築家・彫刻家や詩人のグループの名だそうです。

このモンドリアンデザインは、モンドリアンハウスのリニューアルのお祝いではなく、「De Stijl」の100周年のお祝いを意味しているのでした!

今年はユトレヒトをはじめオランダ各地で「mondriann to dutch design(モンドリアンからダッチデザインへ)」というテーマの元に、でモンドリアンアートに関する企画展やイベントが行われているようです。

「De Stijl 100周年」の関連イベントやスポットに関しては→こちら

オランダに訪れる際には、街中にさりげなく施されている「モンドリアン・デザイン」を見つけてみてください^^

 

 

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