オランダでシンタクラースに会いに行こう②

オランダでシンタクラースに会いに行こう。パート②

前回

11月のある日。シンタクラースがわが町の運河にやってくると噂を聞いたので、シンタクラースの姿を一目見るためにお出かけ。

大勢の家族連れ。大勢のズワルトピットには会えたのですが、肝心のシンタクラースに会えなかったのです。

残念。

オランダに来て初めて知った存在なので、とりあえず会っておきたいシンタクラース。

シンタクラースとは

会いに行く前に、まずはシンタクラースについて予習。

オランダではクリスマスを2回祝うと言われています。12月25日のイエス・キリストの誕生日と12月6日(12月5日前夜祭)のシンタクラース祭です。

「Sinterklaas(シンタクラース)」とは聖ニコラスのことで、サンタクロースの原型とも言われており、オランダでは子どもたちにとってとても大切な存在です。

シンタクラースは11月中旬にズワルトピートと呼ばれる従者を引き連れて、蒸気船に乗ってはるばるスペインからオランダにやってくるらしいです。

シンタクラースに会いに行こう②

それからちょうど一週間後の土曜日のこと。

いつもの様に毎週末開かれている近くのマーケットへ行ったら、遠くに派手な服装をしている人が数名見えたので、もしや・・と思ってよく近づいて見てみたら、顔を黒く塗ったシンタクラースの従者ズワルトピートでした!ズワルトピートたちがストロープワッフルを食べていました。

その後ズワルトピートによる管楽器のミニ演奏が始まり、私にとっては物珍しいズワルトピートの姿を一部始終眺めていました。

楽しそうに歌いながら踊るズワルトピットたち。いつどこで見てもこの 姿はものすごい存在感を感じます。

やっと会えた シンタクラース

そしてしばらく街を歩いていたら、遠くにものすごい人ごみを発見!なんだろう〜と思ったら、まさかのシンタクラース特有の赤い帽子が見えました。

まさかのシンタクラース!こんな所でお目にかかれるとは光栄です!

先週はわざわざ出向いたのに姿が見えずだったので、やっと会えました。

街を巡回するシンタクラース

ここからシンタクラースの追跡が始まります。シンタクラースはずんずんと歩いて行きますが、通りには大勢の人が歩いているので、少し歩いては立ち止まり、すれ違う子どもたちに優しく話しかけては一緒に写真を撮ったりしていました!子どもたちの視線はシンタクラースに釘付け。

街を歩いている子どもたちが「シンタクラースに会ったよ〜!」と嬉しそうに両親に話している姿を見ては、外は寒いけれど心はホッコリしていました。

お供のズワルトピットを2人引き連れて、街を巡回する悟りの信者のよう。

初めてお目にかかるシンタクラースなので、私もまるで子どもの様に目を輝かせていました!

こんな所にシンタクラースのお洋服が干されている!

シンタクラースの後を追う様に歩いていく、プリンスとプリンセスを発見!シンタクラースとは関係はなさそう・・・

シンタクラースがオランダに到着してから、12月6日にスペインに戻るまでの間は週末にはシンタクラースやズワルトピートが街に出没したり、様々なイベントが行われるそうです!

この次の週末も、その次の次の週末も、街を巡回しているシンタクラースの目撃情報がありました。頻繁に街に現れるシンタクラースって、思っていたよりも身近な存在だなぁと感じました。

小さい頃、日本で親しんできたサンタクロースはクリスマスの日限定で現れて、子どもが寝ている間にこっそりプレゼントを置いていく、堂々と姿は見せない感じのイメージが強かったので、約1ヶ月弱もの間街中でシンタクラースの姿を目にするチャンスがたくさんあるのは嬉しいですね!

ストーカーみたいに後ろから追いかけては盗撮・・

クリスマスとは一味違う、オランダで実際に感じるシンタクラース文化。まだまだ気になることばかりです。

シンタクラースのベストショット

後ろ姿のシンタクラースだけでなく、目の前を通り過ぎる、カメラ目線のシンタクラースをバッチリとらえることができました〜

偉大なガンダルフ様のようにも見える気がする!

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